2008年06月14日

スタンド・バイ・ミー  小路幸也

東京下町で3代続く老舗の古本屋〈東京バンドワゴン〉を舞台に、4世代12人の愛に溢れた日々を描いた大家族ホームドラマ『スタンド・バイ・ミー』です。

いやーっ。シリーズ第1弾『東京バンドワゴン』の紹介を書いたときには4世代8人だったのが、いつの間にやら12人ですよ。ますます大家族になってます。

前作『シー・ラブズ・ユー』の最後に誕生した二人の曾孫を前に、大じいちゃんこと勘一さんは爺馬鹿ぶりを発揮しております。もうデレデレです。
我南人じいちゃんは相変わらずの風来坊ぶりですが、口癖の「LOVE」は健在。どこで何をしているのやらと思わせて、実は今作で一番活躍をしているかも。なんのかんのと言っても、親子なんですね、この二人は。

藍子さんとマードックさんの新婚お二人は展覧会の為に渡英中。藍子さんの一人娘・花陽ちゃんは、お母さんの代わりに家事やお店のお手伝いと、いつ見てもしっかり者の良い子です。でも中学1年生、そろそろ思春期というわけで、勘一じいちゃんは気が気でなかったり?

本当に賑やかな堀田家の毎日なのですが、ちょっくら困った問題も。さすがに12人となると家は手狭となってしまい、紺と青の兄弟二人はどうしたもんかと頭を悩ませております。
紺・亜美夫妻の長男・研人君も小学5年生となり背丈も伸びてきたし、そろそろ花陽ちゃんとの二人部屋ではそろそろ何かと不都合が。

青の奥さん・すずみさんは今やバンドワゴンには欠かせない存在になっております。なんと今回、勘一の名代として青と二人京都へ赴いては祖父顔負けの啖呵を切って見せてます。青の方は、やはりあの問題が再び……。

そしてそして、今や堀田家の中心には常にこの二人が。そう紺と亜美の次女・かんなちゃんと、青とすずみの長女・鈴花ちゃんです。二人の赤ちゃんはただでさえ賑やかな家に、よりいっそうの微笑みと明るさをもたらしています。常に側にいる犬猫達がまた可愛いらしいこと。


そうそう忘れちゃいけません。今回も堀田家を案内してくれるのは、空から家族を見守るサチおばあちゃんであります。これ以上私が語るのは野暮というもの。家族のあらたな一年は、やはりサチさんの口からお聞きくださいませ。


スタンド・バイ・ミー


うーん、これだけいると説明が難しいですね。
てなわけで、作ってみました家系図です。
本にはもっと詳しいのが付いているのでご安心を。

堀田家家系図

続きはネタバレありの感想を。

皆さんこんばんは。只今オランダvsフランス戦待ちのたまねぎです。この年で徹夜は堪えます。次の日の夕方には気を失いそうなくらいにフラフラしたり。昔は一晩くらいなら、なんてことなかったのにな。
寄る年波にはなんとやらと申しますが、勘一さんに限ってはそんなことも無いようで、傘寿を過ぎてなお血気盛んでいらっしゃいます。玄孫が生まれるまでは生きるそうです。
そうそう、以前見たいと書いた見取り図がお披露目されていたのにはビックリでした。思っていたよりも広くて部屋数が多いですね。流石に12人じゃ辛いだろうけど。そんな中で我南人の部屋が一人広いのには笑ってしまいました。そしたら作品の中でしっかり突っ込まれていたけど。

しかし、このシリーズも3作目となると、驚きよりも先の見える展開に思わず顔が綻んでしまいますね。それこそ寅さんや釣りバカ、時代劇なら水戸黄門や金さんといった長寿番組にも似たような味わいがあります。
その代わりととはいってはあれですが、見取り図はじめ、あちらこちらにちりばめられた小ネタがまたにくいこと。表紙のグレッチにもオッとなりましたが、何よりも可笑しかったのは羊男です。
『羊男のクリスマス』の名が挙がってきて村上さんだと喜んだら、まさか羊男まで出てくるとは。勘一さんはきっと来年の六波羅探書ででも使うつもりですよ、あれ。

そしてマードックさんと藍子さんの間がまとまったこともあり、お次のLOVEは一体どこでと思っていたら、意外な所から飛び出してきましたね。こてこての人情劇だけど、それがまた泣かせるじゃありませんか。
最有力と思われた藤島さんはそっちかーという展開。春はまだ遠そうだけど、かっこいい所はちゃんと持っていきますね。でもそうなると花陽ちゃんが少し心配です。ほら、言うじゃありませんか初恋は実らないって。

まあこれで懸念だった住居問題も解決して、我南人と百合枝さんと青の事も一先ずは落ち着いたし、次はそろそろ勘一さんの若かりし日々の思い出が語られる番でしょうか。古い友人が久し振りに顔を見せたり、サチさんが兄弟達の名前ついてなにやら由来があるような事を仄めかしておりましたから。



追伸
まさかストーンズまで出てくるとは思いませんでしたよ(笑)
posted by たまねぎ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣小路 幸也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック