2008年07月24日

走ル  羽田圭介

うーん……本当に高校生がふと思い立って自転車で青森まで行きましたって、ただそれだけの話だ。


主人公の本田は四谷の高校に通う高校二年生。ある日家の車から出てきた自転車の携行用修理セットを見て、物置の奥にしまい込んだままだった貰い物のロードレーサの存在を思い出す。久し振りに引っ張りだし整備してみれば、それはたちまち輝きを取り戻し、風を切るように進む感覚は彼に驚きと興奮を与えた。
翌朝、彼はふと八王子の自宅から四谷の学校まで、自転車で行ってみようと思い立つ。そしてそれが5日間約1000キロにおよぶ旅の始まりだった。


うーん。正直何故にこれを候補に選んだのか……。ロードノベルなのにあまりにも情景が浮かんでこないのは如何なものかと。走る事に特化したロードレーサの様に、極力無駄を排したシンプルな文章にしたいってのは分かるし、全国チェーンの大型店やコンビニなどがバイパス沿いに軒を連ねる、画一化した日本の風景に興味を失うってのはいいと思うんです。
でも首都圏から山岳部、田園地帯、日本海沿岸と移っていけば、匂いが変わってくるはずなんですよ。9月だったら稲刈りの後で藁と土のむせ返るような匂いがあるだろうし、海が近づけば風に交じってやってくる磯の香りと、鮮魚を加工している工場からくる青魚特有の生臭さがあります。匂いだけじゃない。光の加減だって変わってきます。
次から次へと足早に移動していくのであれば、そういった変化には逆にもっと敏感になるはずだし、その辺含めどうも生々しさに欠けるような気がします。自転車を走らせている行為に関しては、著者自身が同じ道を走ったって事で、さすがにリアリティがあるんですが。
2、3日ろくに風呂も入らず、ひたすら自転車を漕いでいるわりに、妙に清潔感あふれる点もそう。もちろん汗まみれ煤まみれではあるんだけど、それでも爽やかさは決して消えない。若さゆえか?
東京から青森まで移動する間、それぞれの土地の人間とほとんど接触することなく、携帯の向こう側へと繋がりを求めるのは今の時代ならでは。最終的にそのギャップにぶつかるのはよかった。でもやっぱり自転車放浪だったら、どの点をとっても竹本君の方が私は好きです。こちらはあまりグッと来ない。1回くらいパンクするかと思ったら、何事もないまま走りきっちゃったし。


走ル


みなさんこんばんは。今週は3連休、梅雨明け、ポニョ公開とまさに夏本番でしたね。
私は突然の悪寒に襲われ、毛布かぶりながらガクガクいって寝てました。クーラーなんて必要なし。なんてエコ&家計に優しいことか。最高気温なんか目じゃないくらいの熱を発してやりましたよ手(チョキ)
しかし……どうも以前とは風邪のひきかたが変わってきているような。今まではせきと喉にまずきていたのが、最近はいきなりガーッと熱が上がって、終盤にくしゃみと鼻水それに喉の痛みがやってきます。今回はやけに頭痛が尾を引いたし。もしかして風邪じゃないとか?実はもっと……(-_-;)
いや、きっとダイエットして免疫力が低下しただけさ。運動するぞ運動。あはははははは。


そんなわけで、感想も書いて後は公開するだけだった記事が放置され、落ち着いてからは寝ていても暇だからとボーっとした頭で本だけは読み、ますます記事はたまっていくのでした。
こら、いかん。今から1個ずつ上げても7月中じゃ収まらないじゃない。そんなのイヤイヤ。てなわけで過去の日付に戻り一気出し。ドラえもんの力を借りました(もちろん嘘)。

みなさまも体調にはお気をつけ下さい。

posted by たまねぎ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | は行の作家さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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