月〆直前、営業強化月間の目標達成となる、一億円の契約が届くのを待ち侘びる保険会社の社員達。
出演予定だった子役が病気で降板したため、急遽開かれたミュージカルのオーディションに、今度こそはと挑む母娘。
丸の内南口の改札を見下ろすホテルのバーカウンター。派手なスーツと大きなサングラスを身に纏い、女は待つ。怒りに身を震わせながら。
インターネットで親しくなった俳句仲間達と実際に会うこととなり、はじめて東京へとやってきた老人。そして彼を迎えるべく集まった四人のただならぬ男達。
次期幹事長の座を賭けた推理勝負を繰り広げる、東日本ミステリ連合会の面々。
明朝の「パーティー」の為に用意した「試作品」を携え、東京駅へとやって来た過激派メンバー。
別れ話をしに待ち合わせ場所へと向かう青年実業家。相手が諦めるよう一芝居打つのに、彼女役を引き受けた従姉妹。
プロモーションで来日した映画監督。そのペット。そしてそのお供をする配給会社の社員。
関東最速を自負する宅配ピザ「ぴざーや」習志野店店長。その愛車は排気量約8000ccのモンスターマシン、バッファロー号。
「ぴざーや」習志野店のバイクを捕まえる事に情熱を燃やす巡査部長。
テレビの報道でメインを勤めるベテランキャスター。
これは彼等のうちたった一人でも欠けたら成しえなかったであろう、奇跡の物語である。

ちょっくらぶ今月の編集長に恩田さんが登場というわけで、恩田陸『ドミノ』を読みました。オイラの投稿した質問は採用されなかったのねん
それにしても面白かった。総勢二十七人+一匹が織り成す大騒動。これが一体どう繋がるんだろうとワクワクしながら読みました。流石だぜ恩田さん。ちなみに一番の笑いのツボは姐御でした。しびれちゃいましたよ。
ちょうど上野に出掛けるお供にこの本を持って行ったのですが、運悪く事故で総武線の各停がストップしたこともあって、この本を片手に八重洲から丸ノ内まで東京駅をほぼ横断してしまいました。当初東京駅は寄らないはずだったんですけどね、何の因果でありましょうか。
この作品で描かれている東京駅は改装前の状態。八重洲の大丸も古い大丸だし、グランスタもなければ、銀の鈴の周りも今とは全然違います。でも、私はまだ以前の東京駅の方が記憶に馴染んでいるので、かつての風景と、作品内の出来事を思い浮かべながら歩きました。にしても、自由連絡通路をバイクで突っ走るってのは無茶苦茶な。
そうそう、とらやの紙袋がこの作品のポイントでもありましたが、今回の上京で美味しい和菓子を食べて参りましたよ。それは上野はうさぎやのどらやきであります。前回上野に来た時は定休日とぶつかり断念したのですが、今度こそはと真っ先に行ってきました。
我慢できずにね、直ぐさま上野公園で一つほどぱくついたのですが、これが美味いこと美味いこと。ふんわりモチモチとした生地と、まだあたたかく柔らかい餡が絶品です。いつも買ってる、スーパーで80円くらいのパサパサしたやつとはわけが違う。幸せの味です。都美術館の前で思わず一人恍惚に浸ってしまいました
てなわけで最後にうさぎやさんのうさぎをパチリ
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