私は今朝布団から起きようとしたらいきなり腰にピリッと痛みが……なぜじゃあ!?
とりあえず湿布を買ってきて大人しくしております。変な風に寝ちゃったのかなあ。
さて、そんな話はどうでもいいとして、本の話であります。私、実は今月はひそかに誓いを立てました。十月は積読消化&ミステリー月間にするのであると。
積読は皆様にお勧めいただいたり、感想を読んで気になっていた本を中心に。ミステリーの方もやっぱり積読なんだけど、秋と言えばなんて単純な動機から。今月の私は目指せ名探偵です。
てなわけで、まずはこちら。稲見一良さんの『セント・メリーのリボン』です。
五本の短編が収められているのですが、最初の『焚火』を読んだ瞬間には、もうすでにこの本に身も心も鷲掴みにされていました。
追われる男。連れ立った女は銃弾を受け、すでにこの世から消え去ってしまった。己の身もボロボロになりながら、迷い込むようにしてたどり着いた山小屋で、男は出会った。一人の老人に……。
この老人が謎めいていて、そしてまた実に魅力的なのです。厭世的な暮らしを送っているように見えながら、それでいて優しく温かい。そして何よりも強い。大樹の幹に寄り掛かるかのような、安らぎと落ち着きを対峙する者に与えてくれます。
そしてもしその者の中に悪意があるようならば、容赦なく牙を剥き出し、たとえ相手が筋者であろうといとも簡単に追い払ってしまうのです。格好いいなんて言葉だけでは言い表せないような深みがあります。
自分が男という生き物であることに喜びを覚えると同時に、己のふがいなさを思い知らされ、恥じ入ってしまう様な本でした。
バーのカウンターでブランデー片手に煙草の煙を燻らす。ハードボイルドというとそんなイメージがどうしてもあるんですが、この作品の場合はそういったスタイルで見せようとするのではなく、一切の虚飾を取り払い真の強さ、男らしさの本質を見せてくれるんです。
残りの四編は雑誌に載せる写真を撮るために花見川を訪れたカメラマンが、軍用鉄道を守る少年兵と出会う『花見川の要塞』
第二次世界大戦中のイギリス。ドイツへの爆撃を繰り返していた米軍第八航空隊のB17爆撃機機長が、部下の命と息子との約束をかけて決死のランディングを見せる『麦畑のミッション』
東京駅で三十七年間、ポーターとして荷物を運び続けてきた男が、ある日思いもよらない行動に出る瞬間を描いた『終着駅』
そして猟犬専門の探偵である竜門の活躍を描いた表題作『セント・メリーのリボン』となります。
著者あとがきによれば男の贈りもの≠共通の主題とした短編集という事なのですが、所々で現れる銃の描かれ方が私には印象的でした。
銃とは突き詰めれば人殺しの道具であるわけなのですが、だからこそそれを持つ人間に対し一定の覚悟と責任を求め、さらにはそれを養いより強固なものにもするのだと感じました。
いたずらに持った日には悲劇しか生まないですよね。
さつまいも消化作戦第二弾。今度はパイであります。レシピは前回同様クックパッドを参照。
パイ生地は冷凍のシートを使用です。冷凍食品半額の日に買ってきて、ハムとチーズを挟んで焼いて食べたりしていたのが余っていたので、ちょうどいいやと。
朝から雨だし腰が痛くてたまらんので、一日家にこもっていたのですが、その分今回はちょっと凝ってみました。
そして実食……味は悪くないんだけど、しかし何かひとつ足りない。いつもそうなんですよね。やはりプロの味は何かが違う。うーん、何が違うんだろう。
一緒に入っている梨のシロップ煮は美味しいんだけど、さつまいもの餡に甘味が足りないような気も。ちょっと古かったかな。
これでさつまいもは残り2本。最後はやはり焼き芋と行きたいところだけど、火を焚くのはさすがに無理なので、やはりおとなしく蒸かすかな。
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