バンダナを顔に巻いてライフルを派手にぶっぱなす。
奪った金を詰め込んだボストンバックを後部シートに積んで、笑いながらオープンカーでハイウェイを疾走。
助手席には口は悪いけど優しくて心配性な恋人を乗せ「西海岸でリッチに遊んで暮らそうぜ」なんて束の間の夢に酔い痴れる。
あるいはメキシコでもキューバでもいいかもしれない。
そんな強盗も嫌いじゃないのですが、最後には二人仲良くあの世行きがお決まりのコース。
それよりは溜息が出るほど入念な計画と、あっと驚くようなアイデアで狙った獲物を華麗に頂戴する。
決して誰かを傷つける事無く、時にユーモラスに、またある時はインテリジェンスに。
おまけに最後には美女のハートまで奪ってしまう。
そんな紳士泥棒が大好きです。
『トーマスクラウンアフェアー』や『ハドソンホーク』といった映画を観るとグッときてしまいます。最後にブルース・ウィリスがカップを投げるシーンなんか最高です。
さて今回の『陽気なギャングが地球を回す』は四人組の銀行強盗のお話です。
恐い位に頭が切れて、おまけに相手が嘘をついてるか見抜くことが出来る男。
口から先に生まれてきたと言っても過言じゃないほど巧みに話術を操る者。
体の中に絶対音感ならぬ絶対時計を持つ美人ドライバー。
動物に優しく人間に厳しい青年は顔に似合わずスリの天才。
彼らはある日、偶然に出会い、そして恋に落ちた。
ではなくて銀行を襲撃しました。
彼らの一人は偶然では無いと主張するでしょう。
「偶然じゃない、きちんと原因があり理由があり結果があった」と。
彼の言う通り、もしかしたら偶然ではなく、必然だったのかも知れません。
では、いったい何の為に?
それはきっと世の中に、犯罪らしい犯罪を取り戻す為に。
ともかくこれで立派な連続強盗団の誕生です。
彼らは実に合理的に鮮やかに仕事をこなします。
金を奪って、逃げる。ただそれだけ。
ところが、今回だけは話が違った。
イレギュラーが発生したのです。
無事に金も奪った、逃走も予定どおり。
後一時間もすれば、自宅で仕事の後の一杯でも味わえるはずだった。
しかし、その時彼らの前に現われたのは鳶ならぬ三人組の強盗。
現金輸送車ジャックだったのでした。

ところで冒頭に、なぜ銀行強盗は四人いるべきか語られているのですが・・・。
そう言えば日本で一番有名で人気のある一味も四人組でしたね。
一人はすぐ裏切っちゃうけど。
さてまたまた伊坂さんの登場です。
本屋さんで文庫本が売られていたのを見て思わず購入。
ちょっとした旅のお供に持っていきました。
この本は映画にもなるんですね。
GWに公開予定で監督が前田哲。
四人組は大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市。
ちなみに公式サイトはこちら。
携帯は例のごとく。すいません。
最近は小説の映画化が増えているような気がします。
配給会社にしろテレビ局にしろ、コンテンツの充実がこれからの生命線。
日本映画が活況を取り戻しつつある中とはいえ失敗は出来ない。
となれば原作物の方がリスク回避がしやすい。
しかも既にヒットしている人気作家の良質な原作なら見逃す手はない。
こんな所なのかなぁ?どうなんでしょうね。
でもこの作品の映画化は楽しみです。佐藤浩市さんは好きな役者さんですし。
本の方は伊坂さんらしいユーモア溢れるセリフ回しと、きれいに消化されていく伏線に思わず嬉しくなってしまいました。
しかもなんと、この本の主役四人がそれぞれ登場する、四つのお話が文芸誌では発表されていて、それにもう一本加えた続編が刊行予定なんだそうです。
くーっ。早く読みたい。




どれみ♪さんからのお薦めで訪問させて頂きました。
私も伊坂さんの見事な伏線の張り方が大好きで全作愛読しております。
ところで、「陽気なギャング−」の主役4人が登場する続編が刊行予定と聞いて
嬉しくてドキドキしちゃいました。
待ちきれない!早く読みたいですね。
コメントありがとうございます
全作愛読はすばらしいですね
私はあと一歩『ラッシュライフ』で達成です
陽気なギャングの続編楽しみですよね
図書館で掲載された雑誌を探そうかと思ったのですが
発売まで懸命に我慢してます
待った分だけ楽しさも倍増ですからね
陽気なギャングと同様『チルドレン』も大好きなんですが、
その『チルドレン』が来月WOWWOWでドラマ化され放送されるようです。
でも家WOWWOW見れないんですよね。
う〜ん残念(−ω−;)
チルドレンがドラマ化らしいですね
私も最近知りました
ただ配役がちょっとどうでしょうって感じなので
観なくてもいいかなあって思ってます